05/30
なんでも道路交通法が改正され、自転車交通違反への罰則が厳しくなるとか。違反を繰り返す者には講習を義務づける案が6月から施行されるそうです。その理由というのが、自転車が加害者になった事故が増えているとか。そりゃマナーの悪い自転車もいるでしょうよ。でも自動車でも歩行者でもマナーの悪い人がいるのは同じこと。

こういったニュースを聞いて「ああ、そうだ。自転車もマナーが悪くなったからなあ」で済ますのは思考停止。「ホンマかいな?」と思うのが賢い頭の使い方というものです。

そこで根性のひん曲がったコロりんはちょっと調べてみました。
自転車による人身事故の推移はどうなっているのか? 本当に警察やマスコミの言うように増えているのか? 
申し訳ないんですけどね、警察(というか官公庁、いや企業も含めて組織と名のつくものはすべて)なんてのは自分の仕事を増やしたり利権を漁ったりするのが常なので信用ならないのですよ。マスコミも然り。事故が減っているといってもニュースにはなりませんが、増えているといえば大喜びで飛びつきますからね。信用できないんです。

そしてここにその数字を示してみました。
2000年から2014年にかけての自転車人身事故数をグラフ化したものです。
15530.jpg

メチャメチャ減ってるじゃん!

2000年から2004年にかけてはわずかに増加していますが、その後は減少の一途。2000年と比べて事故率は37.9%も減少。ピーク時の2004年からみると実に41.1%も減っているのです。

「いや、重大事故が増えているんだ」
とまだしつこく食い下がる人もいるかも知れないので、じゃあ自転車の事故死者数を同じ2000年から比較してみましょう。下↓、ドヤ!
155301.jpg

2000年に比べて、2014年にはなんと45.1%も減っているのです。自転車の事故死者はそのほとんどが被害者か自爆運転であり、自転車が加害者となって起きた死亡事故はここ10年ほどほとんど変化なく年間約5件です。少なすぎて増減の傾向すら出せない…。

自動車の人身事故も紹介しておきましょうか。死者約4,000人、負傷者数約700,000人です。自動車事故の場合、一件で複数人が死傷する場合があるので、そのまま件数とはなりませんが(件数だけの資料は警察庁にもなかった)、それにしてもケタが違う。
これほど無数の自転車が縦横無尽に走り回っているのに、自転車が引き起こした死亡事故は1年でたったの5件。これでは「警察による自転車利権」と言われても仕方ないでしょうね。

過度の安全追求社会は自由のない窒息する社会です。まったく中身カラッポの「少年犯罪凶悪化」と同じような欺瞞的手法がここでも繰り返されているわけです。それにしても批判精神のないマスコミには幻滅だなあ。
(15.5.30コロりん記)
05/28
長いタイトルだな~。
先日借りた仮面ライダー映画、昭和ライダー対平成ライダーの映画です。柴崎貴行監督、脚本はあの米村さんです。
「フリートーク」時代に「平成ライダーだと。甘ったれるな!」藤岡弘、のタカピーな台詞が出てくると述べたあの映画です。ついに借りて観ました。

以前の「フリートーク」でも述べた通り、昭和ライダーと平成ライダーの間には12年のブランクがあり、その間にシリーズは相当な方向性的変化をしました(昭和ライダーには途中、7年のブランクもある)。
エンディングを昭和、平成、どちらのライダーの勝利で終わらせるかということで投票が行われたこの映画。ラストは「岩陰に咲く小さな花を思いやる心を持っていた平成ライダーの勝利を昭和ライダーが認めて終わる」形となっています。

平成ライダーの怪人は純粋に不可逆に怪人化してしまったものばかりではないのですが、昭和ライダーの怪人や幹部はほぼすべて死んだことになっています。そこで考えられたストーリー展開というのが、

今までに死んだ首領・幹部・怪人が住む世界バダンが地球内部に存在し、生者である地上の者と入れ代わる策謀を練っていた。

というものです。
ほぉ、なかなか考えられているなあ。仮面ライダーのオバカ映画を観るたびに、死神博士や地獄大使は「イカでビール!」なんてサムいギャグをかましながら登場。そのたびに敗れていたのですが、「死者と生者が入れ代わる作戦をたくらんでいた」というのは斬新ですし、今までに死んだ怪人たちも無理なく出せますので、ここは感心したところ。

またこれまでの製作者への称賛を忘れておらず、エンディングでも最後の場面で、長年このシリーズへ貢献してきた平山亨氏と長石多可男氏の履歴が表示されます。この映画の直前に亡くなられていたのですね、おふたり。
15528.jpg

藤岡弘、がちゃんと出演してくれたのも良かったのですが、この映画でもっとも味を出していたのは、仮面ライダーX(エックス)神敬介役の速水亮氏です(↑)。すでに老人の雰囲気を持っていましたが、人柄が丸く、そして登場人物たちにも落ち着いたアドバイスを送る。どうやら医師になっているらしく、最後は医院を切り盛りする姿が描かれていましたが、闘いだけではない、こうした円熟味のある演技をかつての仮面ライダーから見られたのは幸いです。
過去の主役たち全員が出てくれれば良いのですが、そうもいかず(ストロンガーの荒木茂氏のみ故人)、都合のつく人を集めたのですが、良い人選だったと思います。

登場する準主役級の少年葵柊(あおいしゅう)は実は死者で、バダンの企みによってこの世に戻ってきてしまったのです。ラストでは彼は死の世界に戻るのですが、仮面ライダーシリーズにしては重い設定のこの話、しかし「生と死」を扱う以上、あって当然のエピソードだったとも思えるのです。
全体を通して満足いく映画でした。

しかしもう1本借りた「仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦」はもうワヤクチャすぎてなんと言ったらいいのか…(笑)。
(15.5.28コロりん記)
05/25
今年は(今年も)調子に乗りきれない中日ドベゴンズ。一時期の黄金期球団が今では低迷にあえいでいます。3年連続でBクラスになろうものなら1968~70年以来球団史上2回目の屈辱となってしまいます…。
ここで野球の話をするときはいつもドベゴンズの話ですので、今回はちょっと趣を変えてイチローの話をしたいと思います。

イチローは日本球界が生んだ不世出のヒーローであることは間違いないのですが、そうした傑出した選手は誰しも妬みやひがみからくる中傷めいた悪口を投げかけられるものです。これについて逐一検証…というかはっきり言えば「反論」していきたいと思います。

通算メジャー安打記録を持つピート・ローズ氏が、(日米通算で)イチローに安打数が抜かれそうになってから「イチローは内野安打が多いラッキーなだけの選手」と評したそうです。
イチローは長打力がなく、内野安打を稼ぐだけの選手…とでも言いたいのでしょうが、さて、ピート・ローズ氏の成績とイチローの成績を比較してみましょう(2014年まで)。総合的な成績でピート・ローズ氏とイチローはそれほど違うタイプの打者だったのでしょうか?
15524.jpg

えっ? そんなに差がないんだけど? ピート・ローズ氏は何を指して自分の記録のほうが価値があるつもりなのだろう? 本塁打なんてイチローのほうが多いじゃん。
それにフェンス直撃のシングルヒットとキャッチャー前のボテボテ内野安打に価値としての差はあるでしょうか? いやぁありませんね。どちらも塁一つのヒットです。

それにですね、イチローの場合、狙って内野安打を稼ぐことがあるのです。ソフトボールではバットを短く持って一塁から遠い三遊間の深い場所を狙って打球を放つ「スラップ」という打法があります。野球ではこれは難しいといわれているのですが、イチローはこれができるのです。従ってイチローの内野安打は「攻撃的な」打撃なのです。

セイバーメトリクスでは安打+四球の多い打者が価値が高いといいます。イチローの四死球はさほど多くはありません。しかし内野安打が四球の代わりになっていると考えたらどうでしょう? どちらも出塁することに違いはないのです。クリーンヒットが内野安打より見栄えがいい…それだけの感情論でしかないことは分かっていただけますか?

「イチローから内野安打を引けば打率はかなり落ちる」という難癖
もし「イチローシフト」で前進守備ばかりを取っていたら、イチローはプルヒッティングで長打を狙いにいったでしょうからこの喩えはナンセンスです。よく「王が本塁打を捨てていたら4割打てた」というのと同じ無意味な妄想の産物。

それにイチローはメジャーで3回、日本では5回、最多敬遠打者になっています。せいぜい中距離打者であるイチローを相手投手は恐れていたのです。

さて、内野安打ばかりの話をしてきましたが、イチローは日米通算で3000本以上のクリーンヒットと200本以上の本塁打も打っています。これだけでも十分超一流選手としての風格がありますが、その上に内野安打という武器も持っている…これがイチローの価値なのです。

とまあイチローの価値をねたんだ目を持たずに評価したわけですが、日米通算という数字に意味があるのか?
実はこちらの方が問題としては大きくて、イチローの出塁率は日本とメジャーでは1割の差があるのです。年齢的な面もあるでしょうが、選手層の厚さなどからいってもまだまだ「メジャー>日本」という面は否定できません。
「日米通算安打という比較に意味があるか?」まずはこちらを議論すべきでしょう。
ただピート・ローズの記録と比較しても、ほぼ同レベルの数字を残しているイチローです。最初からメジャーでプレイしていればローズ並みの成績を残した可能性はありますね。

今まで「未分類」とされることの多かったスポーツネタを新たに「スポーツ」というカテゴリーに入れることとしました。
(15.5.25コロりん記)
05/23
日本の気象庁は「爆弾低気圧」「ゲリラ豪雨」「酷暑日」という言葉を採用していません
これについて反発している人もいますが、反発の方向がアサッテ向いています。つまり、なぜ「学問の世界で採用されないか?」を理解している人が少ないんです。というか色を成して反発してくる人も多い。あーあ、まさに反知性の代表的な連中だな。気象庁が使用しないと言ってるだけで、使いたい人は使えばいいんだから別に問題はなかろうに。

「爆弾」や「ゲリラ」は戦争やテロなどの負の価値観を持つ言葉だから、「酷暑日」の「酷」は「ひどい」という負の価値観を持つ言葉だから…どうもこの意味が分かっていないようです。
というのは学問の世界ではできる限り「特定の価値観」を持つ言葉は使わないようにするのが良いのです。「発達した低気圧」「局地的豪雨」「猛暑」…これらは言い換えている言葉ですが、これらの言葉の価値観はニュートラルであり偏っていません。イメージが良くも悪くもないわけです。だから気象庁は「いい天気」などという言葉も原則使いません。「いい天気」は誰にとっていい天気なのかで価値が変わりますから。
(ただし航空気象・海上気象では「悪天予想図」などという言葉が出てきます。航空・海上予報では「悪天」の価値は「飛行機や船舶にとって」と特定されていますからこれが使えるわけです)

ではなぜアメリカでは「Bomb Low」という言葉が出てきたのか?
これは文化の違いとしか言いようがありません。「トムとジェリー」では子ども向けアニメなのに、相手に向けてショットガンをぶっ放したり、爆薬で吹き飛ばすシーンが出てきます。アメリカではそれは「偏りのない価値観」の範疇なのでしょう。こんなシーン「ドラえもん」では絶対出てこない、日米の違いです。
(日米の違い、というのがよく理解できない人は「ポケットモンスター 英語」で検索してみてください)

「前線」などは戦争用語にも使いますが、今の日本で「前線」といって戦争を思い浮かべる人はほとんどいません。だから使用するにも問題はないわけです。
いっぱしの気象予報士ですら、こんな学問のイロハが分かっていない人が多いのですから困ったものです。気象学をワイドショーの煽り言葉と同等に考えている。
科学論文などを読むと実に淡々と言葉が扱われています。そこには派手な修飾語などは避けられています。これは大事なことで、「読む人にバイアスをかけない」ことが大切とされるからです。

さて次はいつの間にか使われなくなってしまった言葉をあげてみます。

●コニーデ、トロイデ、アスピーテ…
火山の形態を表すこれらの横文字、70~80年代くらいまでは多用されましたが、今では消えてしまいました。これは火山の形が即、火山の性質を表すとは限らないことが分かってきたからです。成層火山や溶岩ドーム、盾状火山…なら今も通用します。わずかに爆裂火口に水が溜まった「マール」ぐらいが残るのみです。
八幡平の「アスピーテライン」など、道路名に使われている例です。語呂の良さに使ってしまったが、科学界からハシゴを外されてしまったパターンですか…。

●鯨の尾型
これは80年代くらいまでの気象を知っている人には馴染みがあるかも知れません。太平洋高気圧の西縁が鯨のしっぽのように立って、高温が出やすいといういる状態を意味しますが、これもそう見えるのはたまたまで、実際に高温をもたらすのは亜熱帯高気圧の下降流であることが明確になってきて次第に消えていきました(図は「天気図集成」1971~75年、半井範明著)。
15522.jpg

●気団
完全に死語というわけではないのですが、小分類としての「気団」(たとえば揚子江気団とか小笠原気団とか)という言葉はもうほとんど使われていません。大分類としての「熱帯の気団」などという時は使われることがあります。こうした分類にあまり意味がないことが分かってきたからでしょう。
(15.5.23コロりん記)
05/20
5月8日「それでも若者はサブカルチャーの夢を追う」の続編です。

SYNODOSに「なぜ若者は遣い潰されるのか――日本のアニメはブラック業界」という記事が載りました。
ちょうどこの話をしたばかりだったので、こうした問題を掘り下げて調べている識者の記事を元に、もう一度この業界の問題点を洗い直してみます。

まずひとつ訂正というか正確な表現にしておきたいことがあります。それは「仕事として契約している以上、雇用関係にある」と書きましたが、SYNODOSによればアニメーターの身分は「個人事業主」ということです。事業主であればどんな低い金額でも請け負う側が納得すればそれは違法とはならない…よくある残業代を払わないための「名ばかり管理職」と同じ抜け道です。

「努力すれば年収110万の“動画”担当から、もっと上の職種に行けるではないか?」
これにも恐ろしいばかりの現実を突きつけて疑問点とします。

「アニメーターは3年で約9割が離職する」

正確な統計がないので9割という数字もおおまかではありますが、実感からそれほど離れているとは感じません。つまり好待遇を勝ち取れるのは運良く生き残った1割の幸運者でしかないわけです。
ところが妙に物分かりの良い日本人は、劣悪な労働環境も「好きなことをしているのだから」「これも人生の修行」と自身を納得させてしまう。それにつけ込む業界。日本のアニメ業界の異常さは、こうした労使の世界でも稀な関係によって作られています。

『当のアニメ労働者側からコメントらしいコメントがほとんど出なかったのが、予想通りとはいえ少々さみしく感じたのだが……』
この言葉が日本のアニメ労働環境の閉塞感を表現しきっていると言えます。

続いてマンガの話です。

マンガ家になるには未千夜に言わせると「一家を支える立場の者は目指さない方がいい」そうです。
正確には未千夜が出版社の編集者から「男性は目指さない方がいい」と言われたのをコロりんに伝えたのですが、一家を支えるのは男と決めつけるのものも現代的ではないかもと思い、少し表現を変えました。

というのはマンガを描くためにはほとんどそれ一筋に打ち込まなくてはならない。バイトをしながら余った時間でマンガを…というのは、しっかりした作品を描くにはほとんど無理なことなのだそうです。つまり「伸るか反るか」で勝負をかけなくてはならない。
まず作品を描くのに相当時間を費やす。それを持ち込むなり、新人賞に応募するなりする。「アンネの日記」や「ハリーポッター」が10社前後の出版社からボツ出しをされたように、編集者の目なんてアテにならないものだ。傑作が認められるとは限らない。いくつも出版社を巡って、たまたま採用されたらラッキー、それまでは行動の連続となるわけです。

「ほかで働きながら全力でマンガを描くというのは、ほとんど不可能に近い」
そうなのです。
ですから未千夜は「親や旦那が働いているうちにマンガを描いて片っ端から応募し、自分が働くようになっても芽が出なければ潔く諦める」というのが利口だと言います。

なんだか夢のない話になってしまいましたが、日本ではマンガやアニメは完全に買い手市場。どんな悪い待遇も違法スレスレな労働条件も大手を振ってまかり通っているということを知って欲しいのです。
(15.5.20コロりん記)
05/18
話題の怪獣特撮「アメリカ」映画、やっと鑑賞です。
2013年はなんでもこれ一本の興行成績が、「怪獣」本家の日本の、マンガ・アニメオタクコンテンツ海外総売り上げを抜いちゃったというほどの人気を博したアメリカ版「怪獣映画」です。
ええ、「特撮映画」であり「アクション映画」であり「SF映画」である以前に、「怪獣映画」なんです!

これですね、話はどうでもいいんです、要は怪獣対イェーガーのバトルを見せるのがキモなんです…と書いている人も多いんですが、設定はともかくとして、ストーリーの中に怪獣出現の必然性をこれほどまでにうまく表現できた怪獣映画って日本にありましたっけ?
15518.jpg

なんで怪獣はいつも日本の大都市ばかりを襲うんだ? って疑問、持ったことありません? 「パシフィック・リム」はそれにちゃんと説明をつけちゃってるんです。

怪獣(「モンスター」ではなく「カイジュー」である!)は、異空間の生物が資源侵略のために創り出したクローン生命体で、その星を滅ぼして自らのものとする…んだそうです。だから人類ジャマ。滅ぼしちゃえ!ってことで主に人口の集中する都市を襲うんです。なるほど、これなら無理なく、都市ばかりを怪獣が襲う映像にできます。

だからイェーガーの乗組員も多国籍。もう仲間内で争っている場合じゃないわけです。日本人も中国人もオーストラリア人もロシア人も…いっぱい出てきます。
リメイク「宇宙戦艦ヤマト」で、
「全人類の危機って時に、日本人だけでイスカンダルまで航海するって変だろ!?」
と思ったのとまったく逆をいっています。

終盤になるとストーリーが駆け足になりすぎたのか、森マコ(菊池凛子)の乗っているイェーガーがどれだか分からなくなってしまった場面もありました。というより、マコはいつの間にイェーガーに乗ってたの?って感じです。
正直、アクションに凝りすぎて、見やすさを少しばかり犠牲にしてしまった感があります。
あと難点としては、おそらく日本の都市を描いているんだろうけど、看板が日本だか中国だか分からない。つまり漢字の使い方がダメなんですね。せっかくリアリティを追求してたのだから、そのあたりはしっかり作って欲しかったなと。

菊池凛子の日本語版は林原めぐみ。綾波レイ&ムサシの声です。なぜ本人に吹き替えをさせなかったのかと未千夜は言いますが、菊池凛子は日本語より英語のほうが達者なんですね(笑)
ただオタク向けということで出してきたのか、三ツ矢雄二の声にはちょっと違和感あり。あくまでも実写映画なんですから、あまりアニメっぽい声は使わない方が良さそうですね。

180億とも200億とも言われる制作費。
「日本じゃそんなにカネをかけられないものなあ…」
と嘆く人もいますね。でも日本ではたとえ200億かけても、これと同じレベルのものは作れないような気がしますわ。
(2015.5.18コロりん記)
05/15
「季節外れの台風6号が接近した日本列島」というニュースが5月12日に流されました。
今年は例年に比べて異常に速いペースで台風が発生しているとかで、NHKに出てくる気象予報士も
「今年は例年に比べて海水温が高いため」
と、表現は悪いですが“バカのひとつ覚え”のように繰り返しております。

では台風6号が発生した5月4日と、この台風が“猛烈”な勢力を持った最盛期の10日の海水温の平年偏差を示してみましょう。まずは5月4日。わずかに高い領域にありますが、特筆すべきほどではありません。
155140.jpg

次に5月10日。問題はこの台風が通った経路です。ご覧の通り、4日から10日にかけてこの台風が通った海域の海水温は「平年並み」なのです。
155141.jpg

実は台風の発生・発達というとすぐに「海水温」ばかりを述べる人が多いのですが、それだけではありません。台風発生・発達はまず「風の収束域にある(正渦度域)」ことや「鉛直シアが小さい」などの条件が必要なのです。大気の循環構造が適当でないと発生も発達もしません。
(ちなみに台風の発生・発達に関してはまだ未知の領域も多い。このことは謙虚に認めなければならない)

ここに台風の発生・発達に関する論文を紹介しておきます。
「北西太平洋における海面温度と台風の発達の間の関係」(京大防災研年報)

論文になったからすべて正しいとは限りませんが、台風の発生・発達に関して海水温28℃以上が必要ということは既知のことで、この論文もほぼその線に沿ったものとなっており、そして「海水温28℃を超える海域での台風発生には大きな温度との相関はない」ことも示されています。

ここで台風の発生ペースの早い2015年と、それよりはるかにペースの遅かった一昨年2013年の5月10日における海水温の分布を並べてみました(5月までに今年は7個、2013年は2個)。結果…
15514b_20150514235427e14.jpg
155143.jpg

どちらもフィリピンの東海上は28℃以上の領域が広がっており、台風発生の条件としては大差はないということが分かるでしょう。つまり「普通の年」ならば、この海域は台風発生の海水温条件を満たしているのです。今年が多いということはそれ以外に原因を求めるのが妥当です。

さらに言えば台風の衰弱も海水温ばかりに原因を求める人が多いのですが、これも妥当とは言えません。台風の渦巻きにも「老化」があり、一度最盛期を過ぎて衰弱期に入った台風は、たとえ高い海水温の場でも再度の発達はまずありません(上陸などで強制的に衰弱した場合を除く)。

台風の発生や発達の過程についてもちゃんと「Think」するべきです。海水温だけを見てなんとなく「Feel」しているだけではあきまへんよ。
(15.5.15コロりん記)
05/13
ドン・チャフィ監督作品、
公開当時の1963年においては、その特撮技術の卓抜さに度肝を抜かれたというこの映画。非常に単純な冒険活劇ものです。ギリシャ神話「アルゴ船」を舞台とした話を元にしています。
15512.jpg

--------------------
王位を奪った仇敵ベリアスをそれと知らず助けたジェーソンは、ベリアスの命通り、黄金の羊毛を持ち帰るためにアルゴ船で旅に出る。乗組員には屈強の若者が応募してきた。中にはベリアスの命を受けた工作員アカスタスも乗り込んでいた。
途中、封印された財宝に手を出したりして苦難を受けることになるアルゴ探検隊だが、なんとかそれらをかわして目的の地コルキスに到着する。そこで王女メディアと黄金の羊毛を奪い取ったジェーソンは追っ手を振り切って帰国と途につく。
--------------------

60年代冒険活劇の傑作として知られている(らしい)この作品、どなたもベタ褒めです。ほとんどマイナス評価している人がない。これはすごい評価だ、と言いたいところですが、何ともすっきりしない終わり方なんですよ。なぜか誰も指摘しないんですけど…。
(まあ昔の有名どころの映画って、今見るとどんな妙なものでも異常に高く評価しますね、映画マニアって)

ギリシャ神話が元になっているわけですが、ジェーソン(英語読みでジェーソンってのもなんだかなぁ。ギリシャ読みではイアソンが近い。これは原題が「Jason and the Argonauts」なためでしょう)は元々ギリシャのアリスト王の息子でして、ベリアスは父から王座を奪った憎き敵。となれば命令を受けたジェーソンは面従腹背、最後はベリアスから王位を取り戻すのかと思いきや、話は帰国する場面で終わっています。
王位と父のカタキはそのままでいいのか? 観終わって「あれ?」って感じでした。

途中、宝を盗み出そうとして呪いが発動し、巨人タイロスの襲撃を受けるシーンがあります。
タイロスの動きがぎくしゃくしていて、コマ送りなのが目に見えて分かってしまうところがなぜか臨場感があります。不思議ですね。現在の技術ならCGでいくらでも滑らかなモンスターを描くことができるのに、こうした拙い映像のほうになぜかリアルさを感じるなんて!

黄金の羊毛、てっきりどこかの無人島にでもあるのかと思いましたよ。
それが実はコルキスという国の繁栄を維持する宝物。アルゴ隊、これを盗み出しちゃうんです。しかもひどいんですよ。というのはアルゴ隊はコルキスに客人として手厚くもてなされていたんですから。完全に裏切り行為。
「わが神ゼウスが良いと言ったんだ。盗んで何が悪い!」
完璧に開き直りです。当時の古代ギリシャ人からすれば異国のコルキスが滅びようが貧乏になろうが知ったこっちゃない。俺様の神様がいいと言うんだからいいんだ! すげー、今の価値観からしたらまったくの悪徳カルト宗教ですよ(笑)。
禁忌とされていたタイロスの宝を奪おうとしたり、正真正銘の海賊だよ、こいつら(笑)。今の価値観を神話の世界に当てはめちゃ見られないということですかね。

コルキスの骸骨剣士がまたいい味出してる。アルゴ隊の守備隊とチャンチャカチャンと剣劇をやらかすんですが、上手に撮ってるなあ。ドラクエの「がいこつけんし」はこれが元ネタだったのか(違うと思う)。でもヒドラはちょっとチャチかったかな。
(15.5.13コロりん記)
05/08
先日、未千夜が変わったサイトを見ていました。それはマンガ家志望者たちがシェアハウスをしながら家賃を安く抑え、マンガ家を目指す訓練をするというものです。そのサイトはちらっと見せられただけなので、同じかどうかは分かりませんが、こんなサイトを見つけました。

漫画家になれるのは300人に1人!?「現代版トキワ荘」に行ってみた

ここに入居してくるのは最初からかなりの実力者ばかりでしょうから、平均的なマンガ家志望者とは言えないかも知れないのですが、「比較的高い」とされるプロデビューですら350人中41人です。1割強です。そしてそこから売れっ子になるためにはさらに「大きな運」と「多少の実力」が必要になります。
「夢を目指せ!」とは耳に聞こえがいい言葉ですが、現実はかなりの厳しさです。そして夢を追っている人たちへ、冷淡な言葉を投げつける人たちがいます。次はアニメーターの話題。

アニメーターは仕事じゃなくて趣味なんだから給料低くても文句言うなと主張するサラリーマン

ちょっとした炎上状態になっていますが、擁護している人もいます。
「アニメーターなど趣味の世界なのだから、収入が少なくても我慢しろ」
これには非常に反感を覚えますね。趣味が昂じて職業になったのはそうでしょうが、仕事として契約している以上、雇用関係にあるのです。ですから労働条件を整えるのは当然のこと。「好きで入った仕事だから給料安くても我慢しろ」というレベルの問題ではありません。下の発言をした人がもっともこの現実を的確に表現しています。

「ちゃんと給料払えない奴が人を雇っちゃいかんという当たり前が当たり前として受け止めらない日本ってのもなかなか地獄である。」 

コロりんも身分的にはサラリーマンですが、同じサラリーマンが、こうしたワーキングプア層をバッシングしているのを見ていると不快さが増します。

アニメーター「年収110万円」報道はウソ? 平均333万円、最頻値は400万円だった

これはNHKの報道が「動画担当」のアニメーターの収入を、アニメーター全体の収入であるかのように錯覚する報道を行ったということを話題にしたものですが、「動画担当」にしても年収110万はひどすぎます。「監督」ですら600万ですか…。

さて声優にも憧れる人は多いのですが、下のふたつの記事は声優とは決して華やかな世界ばかりではないということを伝えています。

“役者”として生きる覚悟はあるか?大塚明夫が若者に贈る人生訓/『声優魂』

アニメの主演3カ月でギャラ50万円!? 大塚明夫が告発する声優業界の厳しい現実

一方では神谷明氏のように「料金体系は僕らが守らないと若い人が割を食っちゃう」と述べ、こうした世界では珍しく、業界全体への待遇を考えている人もいます。以前「漫画家こそ共闘の精神を持ったらどうか?」で書いたマンガ家とはかなり違います。

ベテラン声優・神谷明、『ナカイの窓』で声優の収入システムを暴露

マンガとかアニメとかは嗜好品の世界。売れないものを無理矢理売れとは言っていません。売れないマンガ家に高い原稿料を払えとも言いません。
若い人の「憧れ」をいいことに、低待遇を一向に改善しようともしなかった業界の体質にもメスを入れるべきだと言っているのです。「好きで入ったから我慢しろ」などというのは労働環境の分野では到底通らない理屈です。好き嫌いが収入の多寡になってはいけません。
…さらには決して恵まれているとは思えないサラリーマン層から、ブラック礼賛のような発言が出てくるところにこの社会の病理を垣間見ます。

と同時に、夢をあきらめた人の再出発に間口の広い社会であって欲しいとも思います。日本は新卒優遇が強いですが、これを転換しても良い頃でしょう。たとえていえば公務員になるには年齢制限があります。今までは若い人への機会を守るという大義名分がありましたが、これからは一定枠でもいいですから年齢不問、初任給で出発するつもりなら受験OKというのもあっていいのではないかな…と。「夢」を追った人が不運にもその夢を叶えられず、別の道に進む余地もあるべきと考えます。
(15.5.8コロりん記)
05/05
2015年「第47回ミス日本コンテスト2015」が1月26日に行われ、東京大学の秋山果穂さんが、準ミス日本に選ばれたことが報じられました。

高校時代の模試でなんと偏差値93.7だったということが明らかにされ、周囲の驚きを呼んでいます。この信じられない得点を叩きだしたのは河合塾の東大即応オープン模試(2011年8月実施)です。高校は東京の私立桜蔭高校。開成や兵庫の灘高校と匹敵する秀才揃いの高校ですが、そんな名門校でも模試の偏差値が90以上というのはにわかに信じられない数字。
そこでこの偏差値を取るためにはどれほどの成績を出さなければならないかをちょっと計算してみました。

ここで「偏差値」というのはどういうものか?
入試などで「偏差値」はよく聞かれる言葉ですが、その数値の出し方を知っている人は案外少ないようでして、コロりんも興味もないこともあって、今回初めて調べてみたのです。
PCってのは便利なようで不便なものでして、特に数式の表現に弱い。紙に書けばサラサラと数秒で書けるものも作成するのに四苦八苦します。

そこで「keisan 生活や実務に役立つ計算サイト」から数式だけ図としていただきました。数学に著作権があるわけでもなく、これくらいはいいでしょう。
155052.jpg
えーとですね、左下の式が「分散」を求める式、右下が「標準偏差」。これくらいは知っている人も多いでしょうが、「偏差値」というのは上のTiとある式がそうです。Xiは平均、nはデータ個数、xに上線がついているのが平均との差です。

受験者全員の数値が分からないと偏差値も求めようがないため、ここでは簡単のため次のような事例を用意しました。
15505ミス

0点が100人。1点増すごとに2人ずつ減っていき、50点で0人になるように設定してあります。この場合、平均点は16.3点となります。そして受験者総数は2550人となります。この状態で100点満点を取ると…偏差値は94になります。ほぼ準ミス秋山さんに近い数字です。

2550人のうち、0点がもっとも多くて、平均わずか16点。しかも50点以上取った人が誰もいない状態でひとりだけ100点満点…。最初これを解析した時は「なにかの間違いではないか?」とさえ思いましたよ。

ところが過去の模試の結果では、時折偏差値90以上との数字が出るらしいんですね。もちろんこういう試験は平均点がきわめて低くなくてはあり得ません。満点を取っても届かないことだってあります。逆に理論上は偏差値に上限はないことにもなります。
この例でも本当の試験では低い平均点付近を山にした正規分布に近い得点となっており、秋山さんは飛び抜けて高い点を取った…ということでしょうが、モデルとして作りにくいので上のような場合を想定しただけです。

でもまあこの数字を見た時の驚きは「本郷猛の知能指数600」くらいなもんかと(笑)。
(15.5.5コロりん記)
05/02
最新作「ゼノブレイドクロス」が発売されましたが、コロりんは現在、前作「ゼノブレイド」をプレイ中。「クロス」は評価が定まってから購入するか決めようと思います。

「ゼノブレイド」の舞台は巨神が朽ち果てた姿をした立体型フィールドです。イベントをこなしながら敵と戦って経験値を取得し、レベルを上げてゲームを進めるのは従来のRPGと同じですが、そのシステムはかなり違っています。それはRPG的でもあり、また一部AVG的でもあります。
通常では攻撃の効かない敵もあり、主人公シュルク「モナド」だけが有効という場合もあります(モナドは「機神兵」と呼ばれる機械の敵を倒すためのもので、人を傷つけることはできないという仕様)。

RPGにおいて最も特徴が現れるバトルでは、オートバトルが採用されています。シームレスで戦闘が始まると「パレット」が画面下に表示されます。最大3人パーティで、2人は完全にAI戦闘。通常なら主人公シュルクだけを操作することになります。
15503.jpg
オートバトルが基本なので、放っといてもバトルは進行します。弱い敵ならこれだけでも撃退可。ただある程度レベルの接近した敵となるとそのままでは苦戦が免れず、パレット(↑画面下)から「アーツ」と呼ばれるワザを繰り出して戦うことになります。アーツは一度使うとAPを貯めるまで使用はできず、APは時間で回復します。
また「タレントアーツ」と呼ばれる固有ワザが存在し、いわば必殺技的な存在ですが、これにはタレントゲージを貯めることで使用できるようになります。タレントゲージを貯めるにはオートバトルで攻撃を繰り返す必要があります。

ということで、基本としてはパーティの2人に最適攻撃をしてもらい、自分(シュルク)はゲージを貯めるたびに「アーツ」「タレントアーツ」を繰り返しながら大きなダメージを与えることにより戦闘を有利に進めるように目指します。
パーティの基本はモナドしか通用しない敵もいるので操るのは通常はシュルク、そして攻撃型1人、そして回復役(カルナが最適)を組み込むのがいいようです。少なくともLv.38まではそうしました。

途中苦労したのが「テレシア」というボス敵。通常攻撃が通じません。「破」というタレントアーツで無効化できますが、ダメージを与えられないのではゲージが貯まらないので、HPを半分にしてゲージを貯める「バトルソウル」というワザを使います。ここに気づくのに相当時間消費。アーツが使えるようになったら逃さず「破」を使い、HPを半分以下に減らす。
するとテレシアは1~2秒ごとにHPを5000ずつ回復するワザを使ってきます。これでは永久に戦闘が終わらないのでさらに「破」を使ってHP回復効果を消します。

コロりんはこれを見抜くまでに途中のスリープを除いても1時間半ほど戦いました。全滅回避のため、頻繁に回復技をシュルクとカルナで使い分けながらバトルを続けたのですが、首尾良くツボを突けば5分で終わる戦闘です。つまり戦い方が固定されている。「ゼルダ」などのボス戦と似ています。
「ゼルダ」のようなAVGなら「戦術の固定化」や「弱点の絶対性」などもあり得ますが、RPGでこのような性質を持たせるのはどうか?

一方、その次に苦戦した「守勢のスピカル」。こちらより低いLv.36ですが、ステータス異常を頻繁に使うのと、4体との同時戦闘だけに苦戦します。挫折した人もいるとか。
ですがここでは動かすキャラをカルナにして回復に徹し、さらには1体倒すごとにバトルから離脱を繰り返すなどの戦術を駆使してクリア。そう、この戦い方こそRPGのものなのです。

モノリス製作の「ゼノサーガ」は戦闘バランスがメチャクチャな面もありました。それを避けるためにレベル差補正をかけたのかも知れないのですが、これによってほぼ同じレベルの敵としかスリリングな戦闘が楽しめなくなってしまった…う~ん、これっていいものなのかな?
(15.5.2コロりん記)
プロフィール

五十 未千夜

Author:五十 未千夜
前HP「ぱーぷるトライアングル」続編ブログ。「フリートーク」の続編です。

別サイト「数のお遊び 1、2のポカン」も追加しました。

未千夜の過去人形ブログも兼ねています。

<このブログに登場する我が家の住人> カスタムをほどこした子には(★)がついてます。

[Lati]
千影:Yellow Laches(★)
未影:Yellow Pury(★)
こりす:White Pury(★)
こじか:White Laches(★)
ひな:White Pury眠(★)
[ROSENLIED]
紗弥:Arina 
華弥:Poppy (ver.Girl)(★)
リズ:限定Lime(★)
ロゼ:限定眠りLime(★)
[piposdoll]
メルル:眠りBaha
ティーティ:Ringo(★)
アリス:Alice Jr.
[VOLKS]
由沙:幼天使ゆき 白雪(★)
由他:幼天使ゆき(★)
一葉:幼SDネオン(★)
鈴菜:幼SD鈴菜
[FELIX]
るぅ:Brownie Momo(★)
すぅ:Brownie Momo眠(★)
ちぃ:Baby(★)
ぽぅ:Brownie PEPE(★)
[CUSTOM HOUSE]
セラ:Bisou Ai Muu
サチ:Bisou Ai Pepe
ウリエル:Petite Ai ウリエル
呼子:Ange Ai Nari(★)
ガブリエル:Petite Ai ガブリエル(★)
ハナエル:Petite Ai ハナエル(★)
ミュリエル:Petite Ai ミュリエル(★)
[theOrientDoll]
キリエ:So JI(★)
[ELFDoll]
ぷぅてぃー:CherryB Babies-JULIA
ぷぅにぃー:眠りJULIA
[Leeke]
アーシャ:Mingky
[SOOM]
[MD/Jul] Keny(★)

[iMda Doll]
Modigli3.3 (★)
Modigli2.2

ロルドール(★)

ブログ内検索