04/30
先日、昼のワイドショー番組を見ていたら、家族の関係の話題を取り上げていました。そこで「家族とは近しいがために苦しい存在でもある」との識者が出てきて持論を述べていました。
まあそれはいいでしょう。家族というのは身近であるがために、時に粗も見えやすく、争いごとの種も多くなるのは当然のことです。

問題はこの番組が、

「殺人事件が減っているのに、家族間殺人は増えている」

ことを取り上げていたことです。
その時にフリップを使っていたのですが、その番組を録画まではしていなかったのでその時と同じグラフをこちらで作成してみました。
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とまあこんなグラフです。
10年前から比べると殺人事件は減っているのに、親族間の殺人は増えている…こう言いたいようです。
しかーし、へそ曲がりのコロりんは真っ先にこう考えてしまったのですね。

「なぜ殺人事件は『件数』なのに、親族間殺人は『比率』なんだ?」

「比率」というのは一方が減れば一方は増える性質のあるもので、過去のフリートークでも「再犯率」や「犯罪の男子が占める割合」などで批判的に語ったことがありました(2014年1月1日)。
そこで、
「じゃあ、親族間殺人の実数はどういう変化をしているんだろう?」
と思い、「平成24年の犯罪情勢(警察庁)pdf」から親族間殺人の「実数」を調べてみたのです。
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結果…2003年530件~~~2012年473件…。減ってるじゃん!
つまりは全殺人事件の減り方より、親族間殺人の減り方のほうが鈍いために比率が上がっただけのものでした。

マスコミというものは「社会は孤独化している」とか「家族の結びつきが脆弱になっている」とかの表現が大好きです(家族間の結びつきが強いほど殺傷沙汰になるとも言えるので、どちらが正しい状態かはこの際置いといて)。つまりは安直な「現代社会批判」に繋げたがるものです。
ですが、家族の問題を語る上で、人を誤読させるデータを用いるべきではありません。

日本は親族間殺人の占める比率が他国と比べても飛び抜けて多い特徴があります。ですがここまで読まれた方には分かるでしょうが、それは日本の殺人事件の総数が少ないからです。けっして日本の家族にだけ問題が多いことにはなりません。

あと2012年の「面識のない人」による殺人事件はたったの103件。通り魔殺人や変質者の殺人などはきわめて稀なケースなのですね。
なお、「殺人」は「未遂」を含みます。殺人による死者数は現在では428人となっています。殺人の「既遂」は事件の半分以下にしかならないことも踏まえておきたいものです。
(15.4.30コロりん記)
04/28
4月25日、ネパール中部で発生したマグニチュード7.9の地震が起きました。コロりんはこのニュースを見てアメリカ地質調査所(USGS)のページを開きました。USGSはこの地震の規模を7.8と算出したようですが、その程度の誤差はつきもの…というか、話題は地震ではありません。

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上の地図は震央をプロットしたものです。作成したのはもちろんUSGSなんですが、この地図の右端にエベレスト(中国名チョモランマ・ネパール名サガルマータとある)が入っています。その標高なんですが8850メートルとなっています。
多くの人はエベレストの標高を8848メートルと覚えていると思います。はて、いつからエベレストの標高は変わったんでしょうか?

この測量はGPSを使用し、ボストン科学博物館のブラッドフォード・ウォッシュバーン氏が提唱した値です。提唱年は1999年。もう16年も経っています。
さてエベレストの高さは8848メートルなんでしょうか、それとも8850メートルなんでしょうか?
8848メートルの値はもう60年も前に測られた数字を基にしています。それから測量方法も進歩したはず。実はエベレストの高さは測るたびに高さが違っていて、本当に確定できるものというのはないのです。

「標高」というものは日本では水準原点を元にしており、これは東京湾平均海面(主に潮汐関係で用いられる用語で、TPと表される)から測ったものになっています。測地学では仮想的に海面を平均した高さを持って海面としており、これはジオイド面と呼ばれます。ジオイド面の優れたところは地球重力のポテンシャルの等高度となるところです。

変わったものとしては、gpmという単位があります。これはジオポテンシャルメートルと言い、海水面からある高さにまで単位質量あたりの空気塊を上昇させたときに行われる仕事量を重力加速度で割ったものです。これは天気予報の数値予報をする時などに計算が易しくなるため用いられます。よく「輪島上空5000メートルの気温」などという時の高さはgpmで表されています。
とはいっても、対流圏や成層圏下部では標高とほとんど変わりなく、そのままのイメージで使っても大丈夫です。

ということで、山の高さなど、どんな指標を用いても1メートルと違いが出ることはありません。違いがあるのは観測精度での差なわけです。

世界的にどの高さが「エベレストの公称」とされているのかは知りませんでしたが、USGSのページを見るところによると、どうやら自然科学の世界では8850メートルが主流になってきているようですね。
(15.4.28コロりん記)
04/25
コロりんはPS2で「ゼノサーガ」エピソード1~3をプレイしました。「ゼノギアス」は未千夜がプレイしています。代々、我が家はゼノシリーズとの関わりが深いとも言えます。

さてと、そのゼノシリーズですが、壮大な設定などと裏腹に、これは製作モノリス・ソフトの特徴的な部分でもあるのですが、RPG部分にはかなりの大味な面があり、特にEP2はクソゲーに選出されるほどの破綻面が大きかったのです。これからゼノシリーズは大きく評判を落とし、EP3とWii版「ゼノブレイド」は売り上げが20万本にも届かないほど落ちぶれてしまいました。
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しかしゲームとしての評価はゼノブレイドから再び上昇に転じ、人によってはシリーズ最高傑作と呼ぶ人も出てきました。
そして4月29日にWiiUから発売される「ゼノブレイドクロス」。電撃では「100時間でも遊びきれない」と絶賛されています。

そんな「ゼノブレイド」ですが、コロりんはWii版はプレイしませんでした。
そこでリメイクを購入しました。このソフトは視点の切り替えが必要ということでNew 3DS専用なので、ハードも購入しました。今回はLL。うーん、大画面は見やすいが、解像度は変わらないのでグラフィックに少し粗が目立つな…。

いやまずゲームの話なんですが、FF12とモンハンを合わせたようなシステムです。
バトルはシームレスで、こちらから戦いを挑むこともできますし、相手から勝手に攻撃してくることもある。進行にレベルはほぼ合っていますが、時折とんでもなく強い敵が配置されていて、まあこれは太刀打ちできない時点では避けろということですかね。
レベル差補正などもあるうえ、序盤ではパーティメンバーがまったく戦力にならないこともあり、前述の極端な強敵の配置などとともに「私には合いませんでした」という人もいます。それとレベルアップに少し時間がかかりますね。根気は必要です。

オートバトルなので、敵が極端に弱ければ接近するだけで倒してしまいます。プレーヤーのすることはバトルコマンドを使って効率的に戦うこと。これでレベル相応の敵とのバトルを有利に進めることができます。
また主人公シュルクが「ビジョン」という未来視能力を持っていて、次の攻撃で戦闘不能になることを予め察知することもでき、そうした時は逃げるが勝ちということになります。

このゲームには「称号」を集める作業もあります。称号の中には全滅しないと入手できないものもあり、しかも入手したアイテムやゴールドが没収されるというペナルティもなく、最後に立ち寄ったランドマークに戻されるだけなので、ストーリーをどんどん進めたい時以外はあまり全滅を気にしなくても良いようです。
グラフィックは弱敵と変わらないのに、バトルしてみると一撃で即死なんて敵もいて、なかなかに歯応えがあるなと思わされます。

モノリス・ソフトのEP3では「エルデカイザーΣ」を入手すればすべての敵を1ターンで撃破などという、完全ゲームバランス破綻がありましたが、今回はそんなことも(今のところ)ないようなので、やはり評判がいい理由はここでしょう。今回は「萌え」など、オタク指向はほとんどありません。硬派なゲームです。
ただイベント・ムービーが多いのは相変わらずで、ここだけはこの製作会社なんとかならないものでしょうか?
(15.4.25コロりん記)
04/22
この冬、コロりんは未千夜とともにインフルエンザA型に罹りました。40℃近い発熱と激しい頭痛、吐き気など、「やはりインフルエンザは普通の風邪と比べるとパワーがあるなあ」と思わされたものです。

さて我が家ではインフルエンザワクチンを接種した娘だけが発病しませんでした(不顕性感染が起きているかも知れないので感染していないとは言い切れない)。それで、これをもって「インフルエンザワクチンは効果があった!」…と言いたいところですが、実はそうは簡単にも言い切れません。
というのは娘は3年前にインフルエンザA型に罹ったばかりだったからです。つまり抗体を持っている可能性があったのです。

インフルエンザは毎年少しずつ型を変えているといいます。そのため「インフルエンザでは免疫はできない」と言い切る人もいますが、1年でまったく別株になってしまうわけでもないでしょうし、ある程度はインフルエンザの抗体は効いていると考える方が自然に思えます。実際、未千夜もインフルエンザに罹ったのは10年ぶりです。

さて、「インフルエンザワクチン」でネットを検索すると、これがまた面白いばかりに「効く・効かない」に真っ二つに割れているんですね。そしてそれなりに学問的な知見を持つ人が正反対の意見を主張してたりする。
ここで「効く」と主張しているサイトはワクチンの効力を非常に高く評価していて、「ワクチンで60%以上を封じ込める」などと数字をあげるものもあり、反対意見に「非科学的だ」と罵声を浴びせています。
一方「効かない」と主張しているサイトも似たようなもので、製薬会社の陰謀論まで持ち出して「ワクチンはまったく効かないばかりか有害だ!」とこちらも極論を述べます。

「効く」側がAという資料を持ち出すと、「効かない」側はAを否定する証拠Bを持ち出す。すると「効く」側はBを不勉強とするCの証拠を持ち出す、さらに「効かない」側がCが恣意的だとするDという証拠を持ち出す…相手の言い分の否定合戦の様相を呈していてきりがありません。

インフルエンザで怖いのは肺炎や脳症といった重症化ですので、ここに絞って調べてみると、
ここに「平成14/15 年(2002/03年)インフルエンザ脳症全国調査について」という資料が見つかりました。国立感染症研究所と岡山大学の共同調査です。

これで推定してみましょう。標本の絶対数が少ないらしいので有意性に問題はあるそうなんですが…。
接種率が24%ということは全体で接種していない人が76%を占めることになります。一方脳症患者の非接種率は83%ということになりますから、非接種の方が脳症になる率は高い。
全体の接種率 24%
脳症患者の接種率 17%

ということになります。

数字からすればおおまかに2~3割ほどは抑止できる傾向はありますが、思ったほど効果は高くないな、これがコロりんの実感です。こうしてみると、ワクチンはまったく意味がない、有害だというのは違うような気がします。しかしワクチン積極論者のいう「60%を防ぐ」というのも誇大のようです。
インフルエンザ死者数自体を見ても、ここ15年のほどの間に接種率が7%から40%近くまで上昇しているのに、これといった減少傾向は見られません。インフルエンザの流行自体に年差が大きいので数値に表れないだけかも知れないのですけど…。

ワクチンの有効性は認めますが、一部のサイトのようにヒステリックになってまで「接種すべきだ!」と言うつもりはありません。
「有効だが、それは重症化を2~3割防ぐレベルのものです。それで納得できるなら接種してください」
というのが誠実な姿勢だと思います。


あとインフルエンザワクチンが一般化してからまだ年数も浅い。これから統計資料が重なるにつれ、ワクチンの真の効果のほどが分かってくるのでしょう。
(15.4.22コロりん記)
04/19
1994年に公開されたディズニー映画「ライオン・キング」をレンタルしてやっと観ました。
今はCGポリゴンに移行して、昔ながらの平面絵のディズニーアニメーションを観るのも久しぶりの気がします。もう20年も昔の話なんですね…。
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この「ライオン・キング」が公開された時に、ひときわ話題になったのが、

「『ライオン・キング』は『ジャングル大帝』のパクリだ!

という意見。当時はすごい騒ぎになり、ディズニーへの罵倒になっていたことを覚えています。
その時はあまりディズニーアニメを観ていなかったので、「え? そうなのかなあ。ディズニーでもパクリなんてするのかなあ?」程度にしか思っていませんでしたが、実際借りて娘と一緒に観て思ったこと。

「これをパクリ呼ばわりするのはイチャモンに近い」

設定は似ているといえば似ている点もありますよ。主人公シンバ→レオ、父親ムファサ→パンジャ、父親が序盤で死ぬ展開も同じです。マントヒヒのラフィキ→マンディ、鳥のザズー→ココ、雌ライオンナナ→ライヤ…。
しかしですね、同じサバンナを舞台に動物を擬人化しながら話を作れば対応するキャラクターが出るのは自然のこと。逆にジャングル大帝(ライオン等野生動物が棲むのはサバンナだが、タイトルはなぜか「ジャングル」になっている。この先の話はサバンナの舞台として進める)にまったく出てこないキャラクターも多いのですから、似ているキャラだけをあげつらうのはおかしな話です。

そんなことを言うなら、アニメポケモンのロケット団はどう考えてもタイムボカンシリーズの三悪党になぞらえることができますし、アニメ妖怪ウォッチの友人クマ・カンチはドラえもんのジャイアン・スネ夫に対応できます。つまりこうしたベースのキャラ設定は似てくるのは普通にあることなのです。

そもそもストーリーが全然違います。
「ジャングル大帝」はテーマが人間を含む動物たちのサバンナでの共存であり、人間なくしては成り立たないドラマです。しかもレオの命さえもテーマの中に組み込まれており、ラストでは代替わりによる命のリレーの描写もあるくらい、命というものへのテーマに関わっています。これはこれで傑作と言えるでしょう。
ですが「ライオン・キング」は、追放された王子が勇気を振りしぼって故国のサバンナに帰り、叔父の悪王を倒して平和な世界を取り戻す、という展開なのですから、むしろ「ハムレット」に似ています

なぜ「パクリ」などという意見がこれほどまでに広まったのか?
それは「アニメは日本が世界に誇る文化である」という意識が強すぎたためではないでしょうか? そして「天下のディズニーにさえ模倣されるほど日本アニメは優れているんだ」という「自惚れ」が下敷きにあったような気がします。つまり、彼我の実力の差を見誤っていたのです。
実際には日本アニメは世界的にはディズニーの足元にも及ばないほどの影響力しかありません。

そして「手塚治虫という偉大なマンガ家」という日本独自の評価も目を曇らせていたのでしょうか。これも実際には手塚氏自身が若い頃、ディズニーのパクリをしている(しかもそのまんまのキャラを出す)ことを知らない人が多かった面もあると思われます(2014年8月16日フリートーク参照)。
いったい当時、拳を振り上げた人は、本当に内容まで知って文句を言っていたのでしょうか? それすら疑問に思うのです。
(15.4.19コロりん記)
04/17
たまにはハードなSFでも観たいと思って借りたのが「パンドラム」(クリスチャン・アルバート監督2009年作品)でした。一応オススメSFに入っていたので借りたのです。

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ストーリー:ネタバレあり
2174年、200億を超える人口を有する地球は飢餓と環境汚染に苦しんでいた。そこで発見された地球型惑星タニスへの移住を決意。まず6万人を乗せた移民船エリジウムが出発する。その直後、地球は謎の消滅。
クルーのひとりバウアー伍長が期せずして目覚める。その直後に目覚めたのがペイトン中尉。睡眠カプセルでは記憶障害を引き起こすらしく、ふたりはしばらく状況が把握できない。そしてクルーには「パンドラム」という妄想を伴う精神障害の危険性が指摘される。過去には責任者のクルーが発症し、5000人を全滅させた事件があったらしい。

その後バウアーが船内を探索すると、そこには異形の者たちが巣くっていた。彼らは人肉を喰って生きるらしい。
やがてエリジウムの動力源である原子炉が停止の危機を迎える。そこでバウアーたちは原子炉の再起動を目指す。途中異形の者たちに襲われながらもなんとか再起動に成功する。
ところが、最大の協力者と思われたペイトン中尉は実はこの宇宙船での惨劇の黒幕だった。彼はパンドラムを発症しており、クルーを目覚めさせては残酷なゲームへと誘っていた。
バウアーたちの機転により、生存者たちはカプセルでタニスの海へ脱出。実はエリジウムは遙か昔にタニスに到着していたのだ。ペイトンはタニスに到着していることを知りながら、この残酷なゲームを繰り返していた。
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直線的に解釈すると、ペイトンは昔から目覚めていてしばしばスリープを繰り返しながら狂気の人体実験を繰り返し、異形の怪物が生まれた。そして頃合いを見計らって他のクルーを目覚めさせ、異形の者たちに遭遇させ混乱する様を見て愉しんでいた…ということになりますか。

しかし終盤になると、どれが真実でどれがパンドラムによる妄想か判別がしにくくなります。異形の者などいない、との発言もあって、ひょっとしたらこれはバウアーによる架空の体験談なのでは?とさえ思います。というのも、ペイトンという存在が実に曖昧で、真の姿が分からない。若者だったり年配者だったり。
「目覚めた時に記憶障害を起こす」「パンドラムを発症するとあり得ない妄想を見る」といった設定からも、主人公だからといってバウアーの行動が正気に基づくものという保障もありません。

まずもって、エリジウムが地球から旅立った途端に、原因も分からないまま地球が消滅してしまうというのも妙です。この理由は最後まで説明されませんでしたが、その事件自体が障害のなせるわざだとしたら…。

この船、6万人もの乗客を預かっているのに、交替制で起きているクルーが3人しかいません。いやいくらなんでも少なすぎるでしょう。巨大な宇宙船はどんな障害が起きるか分からないのに、たった3人で作業をこなせなんて…。だからひとりが発狂するとあとの2人くらい殺すのは簡単。もう誰も止める者がいなくなってしまうのです。

途中「エデン事件」というのが紹介されます。あのスリープ中に目覚めた責任者がパンドラムで発狂して5000人を宇宙に放出したという事件です。これも目覚めて船内で動けるのがひとりだったために起きた事件です。5000人もの命を預かるのに作業員がひとりだけなんて…。パンドラムでなくとも、たとえばその作業員が脳卒中でも起こしたらどうするんでしょうか? こうして考えると、リアルなようでいて、どこか間が抜けているSF設定というのはあるものです。

それと宇宙船の中は恐ろしく無機質で殺風景。孤独と戦わなくてはならないクルーたちに何の娯楽もないというのも妙ですね。そりゃ精神がおかしくもなりますって。
(15.4.17コロりん記)
04/15
先日、ファウルボールを顔に受けて右目を失明した女性が損害賠償を求めた裁判で、球団側の過失が認められる判決が出ました。過去にもファウルボールが観客に当たるという被害は何度も起きていますが、賠償が認められた事例は聞いたことがありません。

野球観戦には何度か行ったことのあるコロりんですが、もっとも危険だったのが数十センチ離れたところにファウルボールが落ちてきたことでした。コロりんは打球の行方を見ながら避けたのですが、裁判の事例では、ミート後2秒でスタンドにボールが到達したので避けることは困難だった、とされています。
2秒あれば避けれるんじゃないか、とも思うのですが(打球を2秒見ているのは結構長い時間に感じます)、このためか、判決に大いに不服の被告・北海道日本ハムファイターズは即、控訴したそうです。

日ハムが控訴した理由も分かります。なぜならこれは野球観戦の根幹に関わることだから。この賠償を認めてしまうと事実上、スタンドでの観戦は不可能となり、フェンスに沿って空高くまでネットを張るなり、柵を設けるなりしなくてはならなくなります。それでは臨場感を求めて球場に野球を観に行く意味がない。

かといって、観客に試合開始から終了までボールの行方を一瞬も逃さず見つめていろというのも酷な話です。スタンドでは野球観戦だけでなく、ビールを飲んだり、弁当を食べたりと、非日常の楽しさを求めるからです。つまり野球観戦は試合を観に来ているという面と、もうひとつはレジャーとしての側面があるわけです。

メジャーリーグがすべて正しいというつもりはありませんが、メジャーの球場では打球の行方を確認するのは自己責任だそうです。つまり球場に来る時点で打球が飛来するリスクを受け入れているという考え方。

こういう問題はともすれば感情的に「どっちが正しい!」という論争になりがちですが、どちらの立場にも言い分はあるでしょうし、それなりに説得力もあると思います。そこでどうすればいいか?

コロりんの案のひとつとして、
「打球保険を料金に加える」
というのはどうでしょう。
ファウルボールが当たり、しかも重傷になるケースは稀ですので保険額はそれほど高くなくてもいい。たとえば内野席は打球の飛んでくる公算が大きいのでひとり50円くらい。外野席はホームランボールが対象になりますが、ファウルボールに比べると到達するまでの時間が長いため避けられる公算が大きいため20円。また球団側にも多少の負担をしてもらうという手もあります。そしてこのくらいの負担ならさほど観客の反発もないことと思います。

「打球をぶつけたんだから賠償くらいしろ!」「目を逸らした奴が悪いんだ!」
感情的な意見のぶつけ合いは決して建設的ではありません。「打球保険」はひとつの案に過ぎませんが、誰しも安心して観戦できる球場を考えてみてはどうでしょう?
(15.4.15コロりん記)
04/13
今年は4月まで台風の発生が急ピッチです。
特筆すべきは3月に発生した台風4号で、一時期は中心示度が905ヘクトパスカルにまで下がりました。これは3月に発生した台風としては最強クラスということです。

そこで台風4号の発達した理由というのが気象予報士などの間で説明されるわけなのですが、全員といっていいほど同じことを言っているのですね。

「異常に海水温が高かったから」


はい。コロりんがTV等で見聞きした限り、すべての予報士がそう言っていました。
とここで持ち出されるのが「地球温暖化」なわけでして、「温暖化のために海水温が非常に高くなっている。このため3月のような季節外れの時期でも台風が猛発達するようになった」と知ったようなことを言っているのです。
下に台風4号の天気図とその諸元を貼っておきます(3月30日15時)。
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北緯10.2度、東経139.9度で中心の気圧905ヘクトパスカル。最大風速60メートル/秒、最大瞬間風速85メートル/秒。
確かにこのくらいの台風になるためには高い海水温は必要です。そこでこの日の台風周辺の海水温はというと約28℃だったわけです。高温には違いないのですがこの海域はもともと海水温が高いのが普通なのです。

じゃあ「普通の状態」と比べて海水温がどれくらい高かったのかのかを下に貼り付けました。台風が最盛期を迎えた日の海水温です。
×印が台風の位置です。
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平年並みじゃん…。

台風の周辺には温度の高めの海域、低めの海域が両方ありますが、いずれも±0.5℃程度に収まっていて特に高いとも低いとも言えないのです。
この台風の猛発達の原因を海水温に求めるためには、この海域が平年より大きく高い温度を示していなければなりません。平年並みでは、
「じゃあ、なぜいつもの年は発達しなかったの?」
という疑問が出るだけで終わりです。

このカラクリは3月という季節にあり、過去65年間でも3月に発生した台風は26個しかありません。つまり今年の台風4号は1/26の比較的高確率で起きる発達に過ぎなかったのです。
過去には870ヘクトパスカル台の台風が4つ発生しています。それは1979年20号、1975年20号、1973年15号、1958年22号(狩野川台風)でして、時代もバラバラなら、近年特に強い台風が増えているという傾向もありません。

バヌアツを襲ったサイクロンもそうですが、台風による被害はその規模や勢力がどれだけ強くても海上を通れば影響は少ない。つまり「人が住んでいるところをたまたま通るかどうか」が最大の問題になるわけです。

台風は過去にも猛烈なのがあったし、たまたま島の上などを通れば大被害をもたらしました。すぐに「温暖化」というマジックワードに飛びついてしまうのは知性的な姿勢ではないということを知ってもらいたいものです。
(15.4.13コロりん記)
04/10
コロりんがゲーム界に興味を持った時、ゲーム界を牛耳っていたのは2大RPG「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」でした。
このふたつのゲームは発売時期をずらしたりして競合を避け、ともに200~400万本を常に売るタイトルとして君臨し続けていたのです。その後、1996年に「ポケットモンスター」が発売され、ゲーム業界は3大RPG時代を形成することになったのですが、ドラクエとFFは据置き機主体だったのに対して、ポケモンは携帯機主体ということもあって、3作品による混沌状態というのは避けられていたのです。
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↑懐かしい幼稚園時代の娘が塗ったルギア

そしてこのところドラクエとFFの影がどうも薄い。「ドラゴンクエストヒーローズ」はPS3とPS4のマルチで70万本を売りましたが、宣伝の凄さからすればたいしたことはないな、というのが正直な感想です(モンスターズの最新作さえ75万本を売っているのですから)。

そこで未千夜とふたりで、
「なぜドラクエとFFは、こうも話題に上らなくなってしまったんだろう?」
との会話がなされるようになりました。そのひとつの原因が、

「オンラインではないか?」

FFは11でオンライン専用のゲームとなりました。その後はそこそこは売れているのですが、以前ほどの爆発的な売り上げを記録することがなくなり、なにより一般人から縁遠いものになってしまった感があります。

同じようにドラクエも10でオンラインとなり、プレイヤー数こそ100万人にのぼりましたが、ドラクエ9の420万本という売り上げから比べると数値は下がっています。次の11はどうなるか分かりませんが、どうもドラクエという作品自体に前時代的な匂いを感じざるを得なくなっています。

オンラインにすればプレイヤーは減りますが、その少数の人が多額の課金をしてくれるので儲けとしては出ます。だからこのような商法に走ったのでしょうが、その反面ポピュラーさが薄れるという弱点もあるのです。

代わってのし上がってきたのが言わずと知れた「妖怪ウォッチ」。「2元祖/本家」は300万本を超えていますし、その完全版とも言える「2真打」も250万本も売れました。
そしてポケモンも「XY」は450万本、「ORAS」もリメイクながら280万本を売り、安定した売り上げを守っています。
世間にはこの2作品をライバル関係のように例える人もいますが、ゲーム売り上げを見ると、その数字はドラクエ・FF時代と同じく共存しているのです。

さて「妖怪ウォッチ」、3では舞台をアメリカに変えるという変身ぶりを見せました。世界戦略を狙っているようです。ポケモンは今でこそ株式会社ポケモンの商品ですが、かつては任天堂ソフトでした。その任天堂が妖怪ウォッチの世界展開をバックアップする体勢に入っています。
ということは任天堂・レベルファイブは「ポケモン+妖怪ウォッチ」2強時代を作ろうと画策しているのかも知れないですね。おそらく両者は今後発売時期をずらすでしょう。ただ不安もあって、それは「粗製濫造」になることです。この点では妖怪ウォッチの方の心配が大きい。

何より、最近とみに元気のない日本ゲーム。ガラパゴスと言われ、JRPGは世界での一時期の勢いを失っています。
そんな日本が再びゲーム大国の座を取り戻すことができるか? 「ポケモン+妖怪ウォッチ」はこうしたグローバルな視点から展開をしていってほしいものです。
(15.4.10コロりん記)
04/07
名古屋ではサクラの季節ももう終わりを迎え、これからは北国や山沿いの地域にサクラの見頃は移っていきます。

ところで今年の3月21日、名古屋のソメイヨシノは鹿児島・熊本と並んで全国で一番早く咲きました。東京は3月23日、そして大阪は3月26日。大阪がもっとも遅い。
ここでよく言われる疑問。

「なぜ東京や名古屋のサクラは大阪よりも早く咲くの? 大阪より冬は寒いし雪も多いのに」

ちなみに今年の2月の平均気温を見ると、東京と名古屋は5.7℃、大阪は6.9℃。確かに大阪はかなり暖かめです。そしてこの冬の降雪量を見ると、東京3センチ、名古屋29センチ、大阪0センチ。こちらも大阪はもっとも雪が少ないところとなっています。

では平年はどうでしょうか?
開花日はいずれも3月で、東京・名古屋26日、大阪28日。やっぱり平年でも大阪は一番開花が遅いのです。そして2月平均気温平年値で見ても、大阪の気温は東京より1.5℃高く、名古屋より1.1℃高いのです。冬の降雪量はというと、東京が11センチ、名古屋は16センチなのに対して大阪はわずかに3センチ。

なぜか大阪は冬は暖かく雪も少ないのにサクラが咲くのは遅いのです。

ここで平年のサクラ開花日と平均気温(平年値)の関係を見てみます。すると下の図のようになります。なお比較の正確さを維持するため対象はソメイヨシノだけにしました。ヒカンザクラやエゾヤマザクラは除いてあります。
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ここで北日本とは北海道・東北、東日本は関東・甲信・北陸・東海、西日本は近畿・中国(山口除く)・四国、南日本は九州と山口県です。

まず言えることは概ね平年値10℃頃に開花が集まっているということです。北日本や東日本では傾向に差はありませんが、西日本ではやや高温になってから咲く傾向があり、南日本でははっきり高温にならないと咲きにくい傾向が見て取れます。こうして比較してみると確かに東京・名古屋は大阪より1℃ほど低い時期に咲き始めていることが分かります。

「休眠打破」という言葉があります。
植物が芽を出すためには一度低温にさらされ、その後の急昇温によって一気に芽吹くというものです。サクラの場合にもこの休眠打破が影響しているのでは? 確かに冬も暖かい鹿児島は平均気温が14℃近くになるまで開花しませんのでこの傾向はあるでしょう。ただ北海道でも開花期の気温は東京や名古屋と大差ないですし、東京の開花最早年2013年は寒冬でしたが、名古屋の最早年1990年は暖冬だったので、サクラの場合、休眠打破の影響は比較的小さい植物なのかも知れません。
(15.4.7コロりん記)
04/04
2月14日の発売日当日に「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面3D」を購入してまもなく2カ月。
史上最高難度のゼルダの触れこみ通り、確かに難しいゲームです。最大の難関はやはり「3日間」という時間制限(現実時間では1時間。のちに2時間まで延ばすことが可能)なわけで、もたもたしていると時間を巻き戻し、また最初からギミックの解除始まりということになります。
ですが、このゲームはそういうシステムだとしているわけですから、そんなことは問題にしていません。何回もダンジョンに入り、仕掛けを解いていくことは覚悟の上です。

問題はそれとは別のところにあります。
それは、例えばなんらかのアイテムが必要な場合、これ以外のゼルダではヒネってはありましたがなにかしらヒントがあったのです。
ところが「ムジュラ」ではそのヒントがまったくない場合がある。
「○○の前で××の曲を演奏すれば道が開ける」
という謎があったとしましょう。「ムジュラ」では○○の場所を自分で探さねばならない。××も自分で演奏して試さねばならない。ここが問題です。曲は全部で10種類あったとする。また怪しげな場所も30か所くらいあったとする。すると、正解があるかどうかも分からないのに、これだけで300通りの組み合わせを試さねばならなくなる。これは難しいとか易しいとかいう問題ではありません。

とまあこんなことを掲示板やらコメントで書いたりすると、なぜか「ムジュラ信者」の人が、「お前がアホだ」なんて言ってくるんですね。そのくせ、こんな変なことを書いているんですよ。

「ムジュラは史上最高の神ゲーだ。ゲームはこれくらい難しくなくてはならない。まあ俺もロックビルでは詰んだので攻略情報を参考にしたが」

………。
あのさあ、攻略情報がなければ詰んでしまうゲームがどうして神ゲーなんて呼べるわけ?
ゼルダシリーズの良いところは、「こんなゲーム絶対に解けねえよぉ」と嘆かせておいて、それでも努力したら「ありゃ、できたじゃん! これってすごい爽快感!」と思わせるところなのです。攻略情報をもとに謎を解いても、そこには爽快感は残りません。だって書いてあるマニュアル通りに進んだだけだもん。

というわけでコロりん的には、「ムジュラ」は良ゲーではありますが神ゲーではありません。断じてありません。これは個人的感想。ええ、文句なんて言わせませんよ。
思うに「ムジュラ」は難しくする方向を間違えたのだと思います。3日間システムはそれ時点ですでに高難度なのですから、これをベースにすれば良かったと思うのです。

何度も言いますが、難しいゲームと解けないゲームは違います。同時に「難しいゲーム、それも無理ゲー」を理想とする製作姿勢もおかしいと思います。
ですが、どれだけ攻略情報に頼ることになろうと無理ゲーが理想とする「ユーザー」にはご勝手に、としか言いようがありません。ゲームに対する思想の問題ですので話は合いません。でもこっちをアホ呼ばわりするのはやめてくれんかな。
以上です。

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↑娘が「マインクラフト」で作った「マスターソード」(笑)。ちゃんとトライフォースがついています。
(15.4.4コロりん記)
04/02
コロりんの子どもの頃は「水金地火木土天海冥」と惑星の名を習い、「太陽系には9個の惑星と31個の衛星がある」と言われていました。
当時は子どもだったので、児童向けの学習マンガを読んでいたのです。そして当時からあった疑問に、
「これ以外にも惑星が存在する可能性はないの?」
と子どものキャラに言わせているのでした。

そこで科学者役のおじさんキャラが
「あるとすれば水星の内側か、冥王星の外側ということになるけど、直径50キロを超える星はないということが分かっているよ」
と答えたのです。
水星の内側はすぐに分かるだろうけれど、冥王星の外側なんて分かるものかいな? と当時から疑問だったのです。
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さてそれから30年余、冥王星は準惑星に降格され、小惑星枠だったケレスが準惑星に昇格しました。さらに現在では冥王星の外側に、直径50キロどころか、冥王星よりも大きな準惑星が続々発見されるに至りました。
そして衛星数も観測技術の向上とともに爆発的に見つかり、木星や土星では60個以上見つかっています。まだまだ発見されるかも知れません。すでに衛星数は太陽系全体で150個をはるかに超えているのです。

月の成因はコロりんの子どもの頃には「地球と同時期に塵が集まって自然にできた」といかにも誰でも考えそうな説が定着していました。
「地球と月、これほど大きな天体同士が近くで独立して集まるのは不自然ではないか?」
と子ども心に考えたものですが、突拍子もない思考はされなかったのです。「地球から分かれてできた」という説はいくつか出されてはいましたがイロモノ扱いでした。

それが最近では「ジャイアントインパクト説」というのが有力となって、「原始惑星が地球と衝突した際に、原始惑星と地球から剥がれた物質によってできた」という仮説が注目されたのです。まさに「地球から分かれてできた」バージョンのひとつと言えます。

そこで何が言いたいかというと、科学は日々進歩しており、新たな発見が次々になされるということです。コロりんが読んだ本は昔の学習マンガですが、活字本も内容的にはほとんど同じ傾向でして、
「その当時に判明している事実が最終結論である」
かのような書かれ方をしていたのです。

これは天文学に限らずほかにもあるものでして、例えば「大雨は夜に降りやすい」「地震には地球潮汐の影響を受けるものもある」など、当時はオカルト扱い同然だったものが事実として受け入れられているものがあります。
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科学者は「現在」を最終的な到達点にいると錯覚してはなりません。科学技術などは原子力のように、夢見がちになり過ぎたものもありますが、逆に自然科学は常識的な思考の範囲内に収めようとし過ぎた面があります。今の科学もまた発展途上にある…そんな考え方からいかないと科学は「現状が正しい」という呪縛に陥ってしまうものなのです。
(15.4.2コロりん記)
プロフィール

五十 未千夜

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