05/08
鎌倉沖の相模湾で赤潮が発生したようです。
TVで見ると何キロもの長い海域にわたって海面が帯状に赤く染まっているのが分かります。

ところで湘南海上保安署によると水温の高い日に発生することが多い、とのことで、ニュース報道などを見てもほとんどが「風が弱く海水温が高かったため」という一点のみを取り上げていました。

しかしこれは本当でしょうか?
下に赤潮が最初に確認された5月5日の海水温の平年差分布を貼ってみました。
17508.jpg

問題となる湘南海岸付近は平年よりも低い海水温領域になっています。
高いのは日本海です。ならばなぜ日本海ではもっと大規模な赤潮にならなかったのか?

実は赤潮というものの最大の要因は海水の汚染なんですね。人為的な汚染によって海水が富栄養素化し、それがプランクトンなどの栄養源となって爆発的に増殖し、赤潮となることが主と言われています。
最近での問題点としてあげられるのが護岸工事です。砂浜の減少や干拓は赤潮をさらに発生しやすくします。

ただそれだけではなく、自然な原因でも赤潮が発生することはあるようで、古くは奈良・平安時代にも赤潮と見られる記述はあるようですので、自然現象のひとつでもあるようです。

今回も現場となった鎌倉市にほど近い藤沢市辻堂のアメダス記録を見ても、特に気温は高くもなく、風もかなり吹いています。
どうもマスコミはある一点のみに原因を求めたがる癖があり、複合的な要因を見落とす傾向が強いと言えるような気がします。
(17.5.8コロりん記)
04/30
先日ニュースで西之島で噴火があり、溶岩が流出しているという様子を見て、
「なんでこんな古い映像流してるんだろ?
と思ったのです。

また噴火を開始したのですね。これには少し驚きました。
というのも、西之島は2013年からの噴火が2015年頃に終わっていたからです。

西之島は典型的なストロンボリ式噴火をする火山です。山頂からは小爆発を繰り返し、溶岩を流す。溶岩の流動性は中間的で、浅間山ほど流れにくくもなく、大島ほど流れやすくもない。
そして2015年の映像を見ると、新溶岩の放出がほとんどなくなり、いわば「カラ爆発」のような爆発的噴火になっていました。

流動的な火山は最初はマグマにガスが多く含まれているので赤熱噴石を爆発的に噴き上げ、ガスが抜けきると静かな溶岩流出が中心になります。この頃が噴火の最盛期です。
そして末期になるとマグマの温度が低下し、結晶化成分が多くなって再び爆発的になる、2015年にはたしかにこの経緯をたどり、その後まもなくして噴火は収まりました。

本来ならこれでまた西之島は数十年の静穏な時期に入るはずでした。
ところが4月中旬あたりから西之島は再び噴火を始め、しかもその形態が最盛期のストロンボリ式噴火と溶岩流出でした。

一度、初期~最盛期~末期の活動を経て静穏になった火山が、再び最盛期と同じ形態の噴火を起こすことは、今まででもほとんど見たことがありません。これがコロりんにとっては大きな驚きだったのです。
4月末現在では西之島は溶岩流が海にまで達し、また面積の増加に至っているようです。

西之島噴火活動の「甦り」には非常に興味を持って見ています。
一連の西之島噴火の噴出物総量は約1億6,000万立方メートル。これは1973~74年噴火の約10倍にあたります。あるいは戦後最大の噴火とされる1990~1996年(活発な時期は91~94年)雲仙岳噴火の2億立方メートルを超えるかも知れません。

かつては「失望の島」とも呼ばれ、一時期定住した人が台風の高波ですべてさらわれるという悲劇もあったこの島での活動は、その前例のない活動状況の変化が個人的にもホットな関心を呼ぶものなのです。
(17.4.30コロりん記)
12/11
今から十数年前に「話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く」という本がベストセラーになり、日本だけで200万部を出荷しました。
著者はアラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ。

この本は出版された直後から「男女差を形式化しすぎている」という批判がなされ、どうも疑似科学臭いなという感覚は持っていました。「右脳・左脳」の誤解をフリートーク時代に取り上げたこともあります。

そしたらやはり決定的な反証がなされていたのです。

「女は地図が読めない」はウソだった!

ゆうメンタルクリニック秋葉原院というところのサイトです。面白おかしくマンガ化されていますが、この中盤あたりで、
「実は『能力』に男女差は存在せず! 『社会の意識に影響を受けているだけ』という可能性が高いのです!」
と力説している部分がありますが、実際の空間・位置認識能力は男女差はないことが指摘されています。

また「女性は理系が苦手」というのも俗説に過ぎないようです。
アムステルダム大学のトーマス・ブサー助教授、スタンフォード大学のムリエル・ニーデルレ教授、アムステルダム大学のヘッセル・オースタービーク教授によると、女子生徒は数学の成績が男子生徒と変わらないのに、自分で苦手と思い込んでいるという結果を報告しています。

特に歴史的・社会的経緯から男女間の格差が大きい日本では、数学の点差が大きく出る傾向があります。逆に女性の社会進出が進んでいる国ほど、この差は小さくなります。

ということは世界的に、女性は数学が苦手なんだと思わされてきただけなのではないか?
先に挙げた教授らの報告によると、両親や教師による期待値がそのまま反映されているという旨が報告されています。

日本は世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数によると、男女格差は144カ国中111位で先進国では最低クラスです。こうした環境下では、女性が自分から「私には能力がない」と思い込まされてしまうことがあり得るのです。

筋力や走力など、運動能力では確かに女性は男性にかないませんが、こと頭脳的な能力を発揮することに関しては、特に差がないのでは…と思います。
(16.12.11コロりん記)
12/03
2014年12月に東京のアメダス観測点がビルに囲まれた大手町から、比較的緑の多い北の丸公園に移転しました。あれから2年経って、その影響がそこそこ見えてきたのではと思い、気温で比較してみます。

比較方法はアメダス府中との気温差を取ります。もっと近くにアメダス練馬もあるのですが、理由は知りませんが14年12月で統計切断があるため採用しませんでした。
アメダス東京と府中の差を取り、東京の方がどれほど気温が高いかを示した図です。
16c03 1
それで上図が移転直前2年間の気温差(東京-府中)です。
最高気温はあまり差はありません。最低気温が非常に差があり、ビルに囲まれた大手町がいかに暖かかったかが分かります。

16c03 2
次が移転後2年間の気温差です。
最高気温はやはりあまり差がありません。最低気温は北の丸の方が高いのですが、大手町ほどの差はなくなっています。

そしてこの2期間の差を取れば、だいたいの気温低下が分かるわけでして、その結果が下です。
16c03 3

冬から春にかけてはわずかながら最高気温は上がっていることが分かります。夏から秋はわずかに下がっていますが、たいした差ではありません。移転後に東京の連続猛暑日の記録が更新されたのも、都市化の影響は昼の最高気温にはあまり影響がなかったからです。

一方最低気温ははっきりと低下が分かります。
要素別にみると、最高気温は-0.0℃、平均気温は-0.8℃、最低気温は-1.4℃ということになりました。
(16.12.3コロりん記)
11/04
「満月の牛の出産」に続き、「オカルトだと思ってたらホントだった!」シリーズです(笑)。

以前から「どうも水害は夜に多く起きるような気がする」という声が一般の人から言われていたのですが、長らく科学者の間では「夜は避難が難しいから水害が多いように感じるだけでは?」などという回答だったのですね。でもどうやら大雨が夜に降るというのは正しいらしいのです。

その前に一昨年の広島豪雨(平成26年8月豪雨)の時に、「バックビルディング」という言葉が広まりました。そのメカニズムをひとつここに貼っておきます。どのマスコミもおおかたこのメカニズムで説明していました。
16b04 1
でもこれには絶対的に足りないものがあるのです。
というのは、この図ではどこも同じ風が吹いているはずので、広島でだけ大雨になった理由が説明できません。多少のばらつきはあるにせよ、どこの地域もまんべんなく同じ強さの雨が降るはずなのです。

実はこの図に足りないものは「冷気外出流」というものなのです。大雨を降らせた積乱雲からは下降してきた下層の寒気が吹きおろし、それが壁の役割をして、湿った空気はこの冷たい空気を這い上がって次の雲を発達させるのです。なぜ報道は肝心要の冷気外出流を書かなかったのか、それは分かりませんけど。
これなら同じ地域に延々と大雨を降らせた理由が説明できます。よってこの図は下のようになるのが正しいのですね。
16b02 2

さて、となると夜の雨には内陸の低温という現象が伴うのです。一方海では昼夜の温度差は少ないので、下の図(↓)のように海岸付近に温度の急変場ができます。これを「沿岸前線」といいます。
陸側の冷たい空気が壁になり、海からの湿った空気が這い上がって雨雲を発達させる、こうしたメカニズムが考えられはじめました。
16b04 3
そこで過去の大雨の事例を調べてみると、この沿岸前線の影響を受けたと思われる大雨がたくさん見つかっています。統計を取ってみると、強雨は夜の間はほぼ一定の頻度で起き、昼になるとV字型に減るのです。「大雨が夜に降る」というより「大雨は昼に降りにくい」といったほうが正しいのでしょうかね。

もちろんこれは移流による雨に限られます。梅雨前線や秋雨前線、夏の暖湿気の雨などですね。台風のような大規模な擾乱では沿岸前線はできませんので、この説は成り立ちません。

言い伝えには「発生の理論が構築されているもの」、「発生の理論がこじつけに近いもの」、「発生の理論が証明できないもの」があります。「大雨は夜に降る」はこの最初の事例に当たるものです。
(16.11.4コロりん記)
プロフィール

五十 未千夜

Author:五十 未千夜
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